【商品説明】 内容紹介英国ルネサンス最大の作家シェイクスピアの豊饒な文学世界を驚異的な博識と綿密な読解で様々な角度から解き明かした名著、待望の邦訳。《知の魅惑に満ちたシェイクスピア論の決定版》パラドックス、牧歌の変容、人工と自然、愛の問題系——様々な切り口から豊饒な文学世界を読み解く。シェイクスピア没後四百年記念出版。「ジャンルの生成を通して文学の世界を根本から眺め直した本として、ノースロップ・フライ『批評の解剖』、ミハイル・バフチンの伝説的なラブレー論と並び称されたロザリー・コリーのシェイクスピア論の名著を江湖の読書子に贈る。批評が途方もない博識を綿密な読解と、遊び心にも富むエレガントな言葉で表現できた二十世紀人文批評黄金時代の最後を飾る一書として堪能されよ。既に本邦翻訳史に金字塔をうちたてたコリーの画期書『パラドクシア・エピデミカ』のこの姉妹篇ほど、シェイクスピア没後四百年記念の年に読者諸賢の机上にふさわしいものはないと思ってきた。夢はたせた! 」高山宏記念碑的名著『パラドクシア・エピデミカ』でルネサンスにおけるパラドックスの伝統を明らかにしたロザリー・L・コリーが、英国ルネサンス最大の作家シェイクスピアにあらためて取り組み、その豊饒な文学世界を様々な切り口から論じた畢生の大著。『ソネット集』における??辛い?<Gピグラムと??甘い?<\ネットのせめぎ合い、『ロミオとジュリエット』『オセロー』の愛の問題系から、エジプトとローマの価値観の対立に「アジア様式」と「アッティカ様式」の文体論争をからめた『アントニーとクレオパトラ』論、主人公と劇構造の自己回帰性をメランコリーを通じて分析した『ハムレット』論、『お気に召すまま』『リア王』から後期のロマンス劇における牧歌の変容、パラドックスの視点から読み解く『トロイラスとクレシダ』論まで、シェイクスピアを広くルネサンスの作家として捉え、精緻な読解によってその作品群をヨーロッパの思想・文学の伝統に位置付けた壮大な試み。原題:Shakespeare's Living Art内容(「BOOK」データベースより)異貌のシェイクスピア。パラドックス、牧歌の変容、人工と自然、愛の問題系—様々な切り口から豊饒な文学世界を読み解く。著者についてロザリー・L・コリーRosalie L. Colie (1924-1972)ニューヨーク生まれ。英文学・比較文学者。ヴァッサー大学、コロンビア大学で学び、アイオワ、イェール、トロント大学などで教壇に立ち、1969年にブラウン大学教授に就任。16・17世紀のパラドックス研究『パラドクシア・エピデミカ』(1966、邦訳白水社)につづき、アンドルー・マーヴェル論『「我が谺なす歌」』(69)を上梓、画期的なルネサンス研究を展開していた最中の72年、カヌーの転覆事故で急逝。没後、『種の源泉』(73)、『シェイクスピアの生ける芸術』(74)が出版された。ウォーバーグ研究所、観念史派との関わりも深く、『観念史事典』(邦訳『西洋思想大事典』)に「文学のパラドクス」の項を寄稿している。訳者:正岡和恵(まさおか かずえ)成蹊大学文学部教授。英文学。訳書にフランシス・A・イェイツ『ジョン・フローリオ』(共訳、中央公論新社)、マージョリー・G・ジョーンズ『フランシス・イェイツとヘルメス的伝統』(共訳、作品社)など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)コリー,ロザリー・L.1924‐1972。ニューヨーク生まれ。英文学・比較文学者。ヴァッサー大学、コロンビア大学で学び、アイオワ、イェール、トロント大学などで教壇に立ち、1969年にブラウン大学教授に就任。16・17世紀のパラドックス研究、画期的なルネサンス研究を展開していた最中の72年、カヌーの転覆事故で急逝正岡/和恵1954年、愛媛県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)